子供と岸壁採集V−アケボノ君、ギンポ?君ゲット−2011年10月16日


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採集結果   (クリックで拡大)

   今年の夏頃の水槽は5年物のトゲちゃん、ハタ(タテ)君1号、4年物のハタ(タテ)君2号の他は近所で釣ったアジ君数匹とおでぶなイソハゼ君しかおらず、南方系水槽の趣が薄れ、近海系水槽のようになっていました。それはそれでまた違った楽しさがあっていいのですが、やはり主役は南方系のお魚さんということで、ダブってもいいからとにかく南方系のお魚を捕獲すべく前回(2011年10月10日)前々回(2011年9月24日)に引続き出漁しました。しかし、寄る年なみのせいか素潜り採集する程の気力は沸かず、岸壁採集です。しかも南にも下らず、一番近いいつものNBS漁港です。南方系メジャー軍団(トゲちゃん、フウライ君、アケボノ君、セグロ君、チョウハン君)が一通り揃うまでは岸壁で十分です。

   ちなみに今回も子供と一緒です。本当かどうか、「オレ、虫とかより魚の方が好きなんよ。」などと言っていました。お魚好きの父としてはなんとなくうれしくなります。

   この日もいつものように漁港南側を探索しますが、めぼしいお魚さんは発見できません。いつもいるんですが、岸壁にはニョロニョロっとギンポ系の黒いお魚が動いています。たまに掬おうとするんですが、網を被せても、カキの隙間や割れ目等に入り込んでなかなか捕獲には至りません。この日は割とカキや貝が付いていない比較的平らなところに見えましたので、一応トライしてみました。網を被せるのは簡単なんですが、そこから網に入れるのが大変です。玉網のふちで威嚇してタイミングを見計らって引き上げます。結果、うまく捕獲できました。

   子供に「ニョロニョロが採れたよ。」と言うと、自分が生簀に入れるというので、任せました。すると、「痛い、噛まれたー!」と泣きそうになっています。確かに子供の指にニョロニョロ君が噛みついていて、まるで子供が指でニョロニョロ君を釣っているようで、なかなかかわいらしいです。しかし当の子供はそれどころではありません。空中で無理に振り払うと痛そうなので、子供の手をとり、水の入った生簀の中へ突っ込むとすぐに離れました。子供の指からは少し血が出てきました。それを見て泣きそうになっていましたが、「大丈夫、大丈夫」となだめすかした結果、なんとか持ちこたえてくれたようです。大分お兄ちゃんになったようです。これで子供がお魚に指を噛まれたのは3回目です。(1回目は海賊居酒屋恵比寿丸でマハタ?君にに、2回目は今回同様、採集時にニジベラ君に)日本、いや世界広しと言えどもなかなか6歳児にして3回もお魚に噛まれた経験を持っている子供もいないのではないでしょうか。なかなかいい経験をしています。(全部噛まれたのは私のせいですが。)

   その後南側の残りを探索しますが、めぼしいお魚さんは発見できないので、いつものように西側に向います。まず、行きがけの駄賃と言っては失礼ですが、トゲちゃん捕獲。次にチョウハン君を発見し、これも無事捕獲します。最近ここではよくチョウハン君を見かける様な気がします。とは言っても、2回で、しかも、ここにしか出漁してませんが。しかし、今年はこれまでチョウハン君の発見後捕獲率(発見した獲物を捕獲した確率)は100%です。つまり、見つけたチョウハン君はすべて捕獲しているということです。チョウハン君はなかなか餌付けられないので、発見したら必ず掬うようにしています。(ちなみに前回捕獲のチョウハン君は乾燥アカムシならばそこそこ食べるようになったので、先日本水槽に移行しました。)

   さらに探索を続けると、前回は1匹しか見かけなかったアケボノ君がちらほらと発見されます。さすが、「アケボノ漁港」です。しかし、なかなかいい場所にいません。もう少し障害物から離れてくれるとトライできるのですが、そうは問屋が卸しません。(←死語ですね。)休ませる意味も込めて一旦先端まで探索に行き、しばらくして戻ってくると、少しばかり障害物から離れています。しかも狙っていると、同じところに2匹います。慎重に間合いを詰めて網を被せると、なんと2匹同時にネットインしました。しばらくそのままにしていると比較的たやすく岸壁を離れ網の中ほどを泳いでくれたので、割と楽に2匹同時に捕獲できました。なかなか目的のお魚さんを2匹同時というのはないことです。「ちち、すごいなー。」と子供に感心されました。

   その後、フウライ君も発見し、捕獲を試みるも失敗に終わり、南側の探索を終了しました。いつもはここで終わりなのですが、子供に「あっち側(東側)に行ってみるか?」と言うと、行くと言うので、行ってみることに。すぐにトゲちゃんを発見するも、少し成長して用心深くなっているのか、釣り人が多いからなのかすれており、網を入れるとすぐに深みに消えていきます。アケボノ君やナミ君でも同じです。さらに先のほうに行くと今度は小さいハタタテ君が2匹いますが、やはり場所が悪いです。

子供:「ハタ君絶対捕まえて。」
私   :「ハタ君は家に大きいのが2匹もいるやん。」
子供:「いーや。絶対捕まえて。」
私   :「いや、でも、ほら、後ろに穴があってちょっと無理だよ。」
子供:「お願い。捕まえてよ。」

   などと、よくあるやり取りをしているうちに、2匹とも捕獲可能な位置まで出てきました。状況的にチャンスは1回です。気合を入れて「えいっ!」とやると、これまたお見事2匹同時にネットインです。我ながら、なかなかやるもんだと自画自賛です。

   その後は、オヤビッチャ君(なぜか子供は大好き)やトゲちゃん等にちょっかいは出しますが、やる気もそんなにないので、捕獲はできずに、終了となりました。今回はこれで十分です。

   これで、岸壁採集で捕獲できるメジャー軍団はフウライ君を除いてすべて捕獲し、今のところ生存しています。フウライ君も捕獲はしているのですが、なかなか餌付きません。次回はなんとかフウライ君をゲットするようがんばります。その他は潜らないと捕獲できないものがほとんどですが、もう11月ですからね。しかし過去には11月にも潜っています(この頃は元気と気合があったんですねー。)ので、気合さえあれば潜れるんですが、どーも最近その気合が沸きあがってきません。やはり年ですかね。



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