絶品オニカサゴ君

   2007年9月1日、2日と室戸岬に行ってきました。(その様子はこちら。)そのときに高級魚オニカサゴ君をゲットしました。

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生前(クリックで拡大) 没後(クリックで拡大)

   オニカサゴ君を捕獲したのは初めてで、もちろん調理するのは初めてです。問題はヒレに毒があることです。毒があるのは知っているのですが、どのヒレにあるかまでは知りませんので、まず〆てからすべてのヒレをはさみで切り落とすことにしました。(本当はヒレもとっておいてヒレ酒なども試してみたかったんですが、毒が干した後もあるのかどうかとかよく判らなかったので、今回はやめておきました。)

  1. まず、〆ます。このとき暴れて刺されることが予想されますので、自信がある人を除いて何らかの対策が必要です。私の場合は自信がありませんでしたので、右手に鍋掴み手袋を装着しました。左手にも装着したかったのですが、なかったので、素手のまま菜箸で慎重に押さえました。(それでも完全にビビッて腰が引けてました。以前にゴンズイ君を大量に処理したときはそんなにビビらなかったのですが。)

  2. 次にはさみですべてのヒレを切り落とします。このときも突如跳ねたりすることも考えられますので、油断は禁物です。

  3. 後は普通にうろこを取って、下処理します。

  4. アラにも身がいっぱい付いているので、捨てずに味噌汁にします。(最初はあまりにも凶暴な顔つきに捨てようかなと思いましたが、捨てなくて大正解でした。)


   さて、今回どう料理しようか迷いましたが、結局1日寝かして刺身(薄作り)としました。真ん中にある茶色の物体は皮を湯引いたものです。

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オニカサゴ君の薄作り(クリックで拡大)

   肝心のお味はというと、身は適当に弾力があり、プリプリモチモチといった感じで、癖のない淡白な味は、ポン酢で頂くと非常に美味です。フグとはちょっと違いますが、決してフグに劣るということではありません。正に絶品といっていいと思います。また、アラの味噌汁は水とアラしか入れていないも関わらず(もちろん味噌汁ですから味噌は入れています。昆布などは使っていないという意味です。)、実にいいダシがでて、これまた美味でした。

   さて、このように非常においしいオニカサゴ君ですが、一つ重要な、そして大きな問題があります。それは、なかなかいないということです。かごぐくた自身、食べたのはおそらく初めてだと思いますし、ましてや捕獲したのは初めてです。市場にもほとんど出回ってないように思います。次回また見つけたら、死ぬ気で捕獲したいと思います。


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