沖縄旅行2/2−せっかく空輸したのに−2010年09月10日〜12日


【3日目】

   3日目はお魚採りをする時間はありません。午前中、子供と一緒にちょっとだけ海遊びをして、那覇市内へ向かいます。

   さてここで悲しい出来事がありました。前日に捕獲した、チョウハン君、ゴマ君、?君を生簀に入れて海水浴場の沖のブイに結んでおいたのですが、朝、確認すると、チョウハン君とゴマ君はお亡くなりになっていました。なぜでしょうか?数年前のサザナミ君のときもそうでしたが、相性なのか何なのか、どうも生簀においておくのはよくないようです。

   さて、悲しみに浸る暇もなく、生き残った?君を徳島まで持って帰る準備をしなくてはいけません。前日にビニール袋、発泡スチロールの箱(釣具屋で買ったら500円もしました。)、それから薬局にて酸素吸入スプレーを購入しておきました。ビニール袋に?君と海水を入れ、酸素を吸入しますが、あまりうまく入りません。想定では、酸素でビニール袋がパンパンになる予定だったのですが、実際は、なんとなく入ったかな?程度にしか膨らみません。しょうがないので、それでいいことにして、輪ゴムでぐるぐる巻きにして、発砲スチロールの箱に入れ、それから水温上昇を避けるため、氷を入れます。但し、冷えすぎないように、氷とお魚のビニール袋との間には厚紙(お土産のお菓子の箱)を挿入します。さてどうなることやら。

   ということで、準備が整ったので、一路、那覇市内の公設市場へと向かいます。飛行機までの時間があまりありませんので、駆け足でしたが、日曜日にも関わらず、市場は観光客でいっぱいです。お魚屋さんには沖縄らしいカラフルなお魚さんたちが並んでいます。

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沖縄チックなお魚さん達   (クリックで拡大)



   と、その中に、あの危険魚、オニダルマオコゼ君がいるではないですか。話を聞くと、オニダルマオコゼ君はとてもおいしい高級魚とのことです。「しまった、やはりそうか。」と思うものの、もはや後の祭りです。昨日海で2匹捕まえたけど、結局放流したという話をすると、「持ってくれば買ってあげたんにー。」とのこと。本当に買い取ってくれたかどうかは分かりませんが、何にしても惜しいことをしたのは事実です。よく考えれば、一日生簀で生かしておいて、絞めて持ち帰ればいいだけの話ですからね。死人が出たニュースもあってちょっとビビリ過ぎていたようです。次回は死ぬ気で捕獲、持ち帰りたいと思った次第です。

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お魚屋さんのオニダルマオコゼ君   (クリックで拡大)



   それはさておき、ここは1階が食料品等の売り場、2階が飲食店になっており、1階で買ったお魚さんを2階で調理してもらって食べることができます。せっかくですので、一際目に付いた大きな貝(夜光貝)とお魚1匹を食べることにします。夜光貝は半分お刺身、半分バター炒め、お魚は煮付けにして頂きました。夜光貝のお刺身はミル貝のような感じで、まあまあです。バター炒めは硬くなりすぎて、いまひとつでした。貝殻を水槽に入れたくて、一番大きいのを選んだせいもあるのでしょうが、それにしても、量が多すぎです。最後は飽きてしまいました。お魚の煮付けはまあそれなりでした。

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夜光貝大水槽   (クリックで拡大)
子供の頭ぐらいあります
2階の飲食店にて   (クリックで拡大)
店員さんも観光客慣れしています



   味は「おおーっ、うまい!」なんてことはありませんが、雰囲気はいいです。日本というより、アジアのフードコートとっいった感じです。もともと洗練されたものを求めて行っている訳ではありません。こういったザワザワした感じがいいですね。

   そうこうするうちに時間となり、那覇空港へ向かいます。?君はまだ元気です。海水を新しいものに入れ替え、酸素を吸入して、いざ手荷物検査へ。何か言われるかなと、ドキドキしましたが、拍子抜けするぐらい何事もなく、終了しました。こんなに簡単に手荷物として機内持ち込みができるとは知りませんでした。

   こうして、無事徳島に持ち帰ることができました。ここで、?君は丈夫なお魚なんだなと油断したのか、ちょっとだけ水温合わせをしただけで水槽に入れました。これがいけなかったのかどうかは分かりませんが、翌日、お亡くなりになっていました。せっかく沖縄から持ち帰ってきたのに・・・。?君の死は次回への教訓とさせて頂きます。ということで、結局沖縄から持ち帰ってきたのは、海で拾ったシャコガイの貝殻と、市場で食べた夜光貝の貝殻ということになりました。

   かごぐくたは今回初の沖縄でしたが、時間が全然足りません。今回、観光は美ら海水族館だけでしたが、観光や海(お魚採集、釣り、海水浴等)を十分に楽しもうと思えば、最低1週間は必要だと感じました。またぜひ行きたいものです。



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