沖縄旅行1/2−オニダルマオコゼ君捕獲するも・・・−2010年09月10日〜12日


   2010年9月10日、11日、12日と沖縄旅行に行ってきました。沖縄は初めてです。

【1日目】

   今回は嫁の兄家族が東京から行くのに合わせての家族旅行です。従って、釣りやお魚採集が目的ではありません。とは言っても、目の前に採集エリアがあって、何も用意していかなかった場合に、相当悔しい思いをするのは目に見えているので、使うか使わないかは別にして、採集道具一式(ウェットスーツ、ウェイト、水中眼鏡、シュノーケル、網、追い出し棒、イケス等)は持って行きました。

   大阪(伊丹)から那覇空港に着いたのが11時半頃。到着ラッシュなのか何なのか、レンタカー屋さんで車を借りて運転し始めたのは1時半を回っていたと思います。一路、美ら海水族館へ。途中、有名な沖縄そば屋に立ち寄ろうとしましたが、人がいっぱいだったので、その店は諦めて、隣のすいている店へ。(相変わらず日本人は有名店で列を作るのが好きですね。)比較した訳ではないのでよく分かりませんが、おそらくどこで食べてもそんなには変わらないんだろうと思います。

   沖縄そばはラーメンとうどんの中間のような感じでした。


ake320x240.jpg(58561 byte) chohan320x240.jpg(59729 byte)
沖縄そば   (クリックで拡大)
ソーキ(三枚肉?)とテビチ(豚足)が入っている。
この店の名前(ぐしけん)から、
「ぐしけんそば」と命名されていました。
イカ墨そば   (クリックで拡大)
真っ黒です。



   そしていよいよ美ら海水族館。平日ということもあり、時間も遅めだったため、そんなに混んではいませんでした。勝手にものすごい水族館なんだろうなとハードルを上げ過ぎていたためか、正直「あれっ、もう終わり?」といった感じでした。でも、確かにジンベイザメが3匹も泳ぐ大水槽は大きかったです。


isogin320x240.jpg(91048 byte) chohan320x240.jpg(59729 byte)
大水槽   (クリックで拡大)
携帯なので画質はいまいちです。
頭上を泳ぐジンベイザメ   (クリックで拡大)
子供の撮影です。こうして見るとなかなか幻想的ですね。



   結局1日目はこれまでで、ホテルにチェックインした後、メシ食って寝ました。




【2日目】

   2日目はホテル裏のビーチで朝から子供と海水浴(海遊び)です。従って、当然、お魚採りの時間などありません。しかし、それはそれでなかなかいいもんです。子供と遊ぶ(子供(現在5歳)が遊んでくれる)のはいいとこ後7〜8年ですからね。

   ということで、お魚採りは半ば諦め、昼にビールを少々飲んだりもしていたのですが、子供は午後はホテルのプールでいとこ達と遊ぶというので、嫁及び義兄夫婦に任せて、急きょお魚採りをすることにしました。やはり備えあれば憂いなしです。

   と言っても、場所はホテル裏の海。果たしてお魚さんなんかいるのでしょうか。まず、様子見にちょとっした岩場にできたタイドプールを覗きます。これと言って珍しいお魚さんはいませんが、採りやすい所に小さいチョウハン君がいます。「沖縄まで来てチョウハン君?」とも思いましたが、とりあえず捕獲します。

   ということで、何かはいそうだという感触を得たので、ウェットスーツに着替え、潜ることにします。午前中は遊泳区域内ですら足が付かなかったはずなのに、今は腰以下。恐るべき干満の差です。見渡すとかなり沖(200m〜300mぐらいでしょうか)に波立っているところがあります。おそらくそこがリーフエッジになっていて、そこまではずっとこんな感じなのでしょう。あまりに浅すぎて、逆にやり辛いです。

   さて、海中は基本的に砂地で、あちこちにちょっとした岩や珊瑚が点在しています。お魚はいるにはいますが、テレビや写真のように「ザ、沖縄」みたいな感じではありません。見慣れたお魚に混じってたまにカンモンハタ君(沖縄名:イシミーバイ)が見える程度です。10cmぐらいの小さいのがいたので水槽に入れたらかわいいかもしれないと思い、捕獲を試みますが、すぐに見失ってしまいました。

   しばらくして、ゴマチョウ君を発見しました。(いっぱいいる訳ではなくて、結局この1匹だけしか目撃しませんでした。)まあ、かごぐくたは見たことはありませんでしたが、関東では結構捕獲されているよう(しかも岸壁で)なので、「わざわざ沖縄まで来て」とも思いましたが、とりあえず捕獲を試みると意外なくらいあっけなく捕獲できました。本来なら大喜びのところなんでしょうが、沖縄ということで、あまりテンションは上がりません。(ゴマ君に失礼ですね。)

   と言いながらそれなりに気をよくしつつ、徘徊していると、なななんと、危険魚オニダルマオコゼ君発見!しかも結構でかい(20cmぐらいか)。なんと言っても数週間前にこれを踏んづけた人が死んでいるやつです。(下記共同通信ニュース参照)


   5日午前8時50分ごろ、沖縄県名護市幸喜の海岸で、同市のダイビングショップ経営の男性(58)がオコゼに刺され、心肺停止状態となったと119番があった。男性は搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。
   沖縄近海には、オニダルマオコゼなど毒を持つオコゼが数種類生息。沖縄県などによると、全国的にもオコゼに刺されて死亡する事故は極めてまれだという。
   名護署の調べでは、男性は自らが開催するスキューバダイビングの講習中、オコゼに左足を刺されたとみられる。男性は「痛い、オコゼに刺された」と叫び、その場で救命措置を受けたが、数分後に意識を失い倒れたという。
   沖縄県内では、1983年8月に読谷村の海岸でオニダルマオコゼに刺された男性=当時(31)=が死亡して以来、事故の報告はない。
   2010/08/05   19:11   共同通信

   このニュースを聞くまでもなく、危ないやつだということは十分知っていたのですが、実際に遭遇するのは初めてです。よく、岩のようだと言いますが、その通りで、まったく動きません。ちょっと網でつついてみました。でも動きません。なんて怠惰なお魚でしょうか。次にすくってみました。簡単にすくえます。さあ、すくったもののどうしようかとしばし考えます。

   珍しいお魚であることは間違いない→でも危険なやつだ→刺されるのはいやだ→でも子供に見せたら喜ぶだろうな→腰のイケス(単なるネット)に入れようか→イケスにはチョウハン君とゴマ君が入っているし、一緒にするのは避けたい→入れたとしても、何かの拍子で刺されて大ごとになるのはいやだ→うまいのかな?→うまいらしい→でもうまくないという説も読んだことがある→うまいにしても、徳島まで持っては帰れない→涙をのんで放流

   大体、上のような思考が繰り返されました。

   ということで、オニダルマオコゼ君を放流し、再び付近を徘徊します。すると、なんだか名前の分からない細長いお魚がいましたので、捕獲します。楽勝です。

isogin320x240.jpg(91048 byte)
名前の分からないお魚(?君)   (クリックで拡大)
写真は失敗しました。 結構かわいいです。



   そしてまた徘徊していると、なななんと、またまた出ました、オニダルマオコゼ君。しかもさっきのよりもでかい(30cmぐらい)!今度のやつも一応一度はすくいす。やはり楽勝です。そしてやはり先程と同じ思考を繰り返し、結局放流しました。悔しいです!ちなみに下は翌日、那覇の第一牧志公設市場で売られていたオニダルマまオコゼ君です。悔しいです!

isogin320x240.jpg(91048 byte)
オニダルマオコゼ君   (クリックで拡大)
高級食材やないか!



   そうこうするうちに波酔いが始まってきました。しばらく我慢しましたが、気持ち悪くなって、撒き餌をしてしまいました。ベラ君がおいしそうに食べていたのが印象的でした。こうして1日目は終了しました。(ちなみにお魚ではありませんが、大きな?(20cmぐらいの)シャコガイの貝殻がありましたので、水槽装飾用に持ち帰りました。)



button-home1.gif(2167 byte) button-back1.gif(2150 byte) button-top1.gif(1848 byte)
inserted by FC2 system