(豆?)アジたたき/茶漬け

   8月にはいると、10cm程度だった豆アジ君達も成長して12〜13cm程度に成長します。この頃になるともはや豆とは言えないかも知れません。ただ、やはり調理方法としては唐揚げ、南蛮漬けといったところがメインで、煮干しにするにはちょっと大きいような気もします。焼干しならちょうどいい大きさでしょうが、これも面倒くさいし、ちょっと飽きてきました。そこで、愚行であることは百も承知で、刺身/たたきにしてみました。

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豆アジの刺身(クリックで拡大) 豆アジのたたき(クリックで拡大)

   写真左が刺身で、右がたたきです。「たたき」といってもねぎや大葉の千切りをまぶしただけですので、厳密な意味では「たたき」とは言えないかも知れません。ただ、このように薬味をまぶしただけのものも一般にはたたきと呼ばれていると思いますので、ここではそれに習って「たたき」と呼ぶことにします。

   そんなことはどうでもいいんですが、作り方に特に変わった点はありません。普通に刺身を作る場合と変わりありませんが、二点ばかり気づいた点がありますので、以下に書きます。

  1. 半身で一切れとする
  2. 普通はピンセットで抜く小骨は抜かなくてもよい
  3. 40匹が限界

   1.は魚自身が小さいので、当たり前と言えば当たり前ですが、本当の意味で「たたく」場合は当てはまりません。2.は凝り性の方はやってもいいでしょうが、やらなくても小骨を感じることはありませんので、意味がないばかりか、一度やると次から絶対にやりたくなくなります。3.は個人差があるかもしれませんが、かごぐくたの場合はこんなもんです。

   肝心のお味の方はといえば、これはまったく普通のアジの刺身/たたきと変わりません。ですから、時間と労力と根気のある方にはお勧めです。確か、写真で約20匹だったと思います。

   さて、刺身/たたきを大量に作って余ってしまった場合、茶漬けにしましょう。本当のことを言うと、余ったから作るのではなく、最初からこれを作る過程で少しだけ刺身/たたきを作ると言ってもいいかもしれません。それほどうまいということです。作り方はいたって簡単です。

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漬け込み中(クリックで拡大)
  1. 刺身/たたきを醤油2、酒1、みりん少々の漬け汁(好みで適当に調整する)にしばらく(30分〜1日)漬けます。

    時間に幅があるのは30分ぐらいでもOKですし、余った刺身を夜漬けておいて翌日食べるというふうにしてもいいということで、長ければいいという訳ではありません。

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アジ茶漬け(クリックで拡大)
  1. 後は漬け汁から取り出して、熱々のご飯の上に乗せて、熱々のお茶をかけるだけです。

    熱々ご飯に熱々のお茶というのがポイントです。お茶は煎茶がいいですが、その場合でも必ず沸騰したお湯で入れた方がいいと思います。お茶単独で飲む訳ではないので、「そんなに熱いお湯で入れたら香りが飛んでしまう」とかはこの際無視します。いやならば、番茶でもいいです。番茶ならばもともと沸騰したお湯で入れますからね。わさびを入れてもいいです。ここら辺も個人のこだわりと趣味の世界ですので、決まりはないと思いますが、かごぐくたはとにかく熱々がお勧めです。

   この魚の茶漬けはアジに限ったことではなく、いろんな魚で同様に楽しめます。刺身が余ったらぜひ一度お試しあれ。やみつきになりますよ。



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