写真の個体は2006年8月頃に徳島で採集したものです。徳島の漁港でこの魚が群れで泳いでいるのを目撃したことは日本海育ちのかごぐくたにとって衝撃的であり、海水魚採集・飼育に入っていくきっかけとなった魚の一つです。
餌付けは比較的簡単で、性格も温厚ですが、なぜかあまり長生きしません。現在の個体はまあまあ長生きしている方ですが、痩せてきています。よく観察してみると、餌は頻繁につつくのですが、なぜか餌の少し向こう側をつつき、餌に焦点が合いません。特にポップアイになっているとかではないので、理由はよく解りません。ツノダシ全般についてそうではないので、この個体特有だとは思います。もう少し餌をうまく食べてくれれば、絶対に長生きしてくれると思うのですが。
ご覧の通り、ハタタテダイとは思いっきりキャラがかぶっています。海水魚などに興味のない人にとっては区別も難しいようです。そんなもんですかね。
ちなみに某米国アニメ映画でギルの名で登場しています。もっともかごぐくたは偽善的米国商業主義とは一線を画していますので、見たことありません。
2007年6月3日、写真の個体はとうとうお亡くなりになってしまいました。餌をうまく食べられていなかったのですが、それでもそれなりには食べていましたので、何とか大丈夫かなと思っていましたが、徐々に痩せていって、最終的にはぺらぺらになってしまいました。サイズ的にもそんなに大きくなく、結構気に入っていたんですが、残念です。また、捕獲します。