本当に正義の味方か?−卑怯だぞ!○○レンジャー−2008年05月17日

   赤や黄色の五人組が協力して悪者を退治するヒーロー、ヒロイン。いわゆる戦隊ものです。かごぐくたのご幼少の頃からあります。当時はゴレンジャーでした。以来、年月を経ることうん10年、基本は同じですが、名前や内容を少しずつ変え、現在まで続いてます。皆さんそれぞれご記憶にあるのではないでしょうか?なぜこんなに長く続いているのかは不明ですが、続いているということは、少なからず人気があり、その時々で支持されているということでしょう。

   しかし、この戦隊ものには問題があります。それは、大勢がよってたかって、一人を攻撃し、最終的には殺してしまうという点です。別の言い方をすれば、集団リンチといってもいいでしょう。正義のためには手段を選ばずといったところでしょうか?そこには1対1とか、正々堂々といった概念はありません。(少なくとも、かごぐくたには感じられません。)

   おそらく制作者の意図としては、「1人1人は弱くとも、みんなで力を合わせれば、強い怪人にも勝てる」ってなことを言いたいんでしょうが、実際にやっていることは、5人で1人を取り囲んで、徹底的に攻撃しているに過ぎません。はっきり言って卑怯者です。さしの勝負とかタイマンをはるといったことは最初から考えていません。まるでいじめです。

   5人組のヒーロー、ヒロインさん達も、5人掛かりでようやく勝ったというのに、毎回のんきに喜んでる場合ではないはずです。1人でも勝てるように精進すべきですが、ストーリーの都合上、1人でも欠けると勝てないことになっているようです。5人そろって協力してはじめて勝てる(これ自体が情けないことです。)ということで、チームプレイの重要さを説いているつもりなのでしょう。それを全否定するつもりはありませんが、何かというとすぐに集団で同じことをしようとする日本人の習性や出る杭は打たれる社会はこんなところからも醸成されているのかもしれません。逆にこういった日本人の特性があるからこそ、戦隊ものが支持されるのかもしれません。

   ちょっと、意地悪に解釈しすぎですかね。



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