妙な張り紙−特攻服の怪−2007年9月14日

   下の写真をご覧ください。

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妙な張り紙(クリックで拡大)

   これは2007年の夏、徳島県の海水浴場で見たものです。面白くないですか?かごぐくたは一目見て笑ってしまいました。何がって、「特攻服での立ち入り」です。普通に考えて、特攻服で海水浴場に来る人はまずいないと思うのですが、こういうことが禁止事項として掲示してあるということは、実際に特攻服で来る人がいるのかいたんでしょうね。

   そもそも特攻服というのは、戦争末期での特攻、つまり、生きて帰れない自爆攻撃に行くときに着た特別なものなんじゃあないんでしょうか。ただし、このへんの本当の意味はよく知りませんので、ちゃんとした由来や意味を調べようとネットで「特攻服」を検索してみました。するとでてくるのはいわゆる不良・ヤンキーファッションとしての特攻服の通販サイトばかりで、ちゃんとした由来等を説明しているサイトを見つけることはなかなかできませんでした。しかし、Wikipediaに以下の既述がありました。


   特攻服(とっこうふく)とは、暴走族やヤンキー、右翼団体などが周囲を威嚇、威圧するために着用する服である。彼らのハレの日(特別な日)に着用されるほか、チーム自体のユニフォームと化している場合もある。俗に『マトイ』(“身に纏う”から)、省略して『とっぷく』とも呼ばれる。
   第二次世界大戦中に日本が行った「特攻」関係者が着ていた制服の類とは何ら関係なく(特攻隊員が着ていたのは飛行服である)、1970年代に流行した改造学生服から派生したものである。


   ということで、「特攻服」と本当の「特攻」とは本来まったく関係ないようです。かごぐくたも知りませんでした。想像するに、実は大した覚悟も根性もない中途半端なヤンキーや不良が、「オレら、ハンパじゃないから。」的なことを言いたいために生まれてきたんでしょう。

   いずれにしても、いわゆる「特攻服」着て、海水浴場に来るぐらいの中途半端なことをするんだったら、イラクやアフガニスタンにでも行って本当に「特攻」でもすればいいのにと思ってしまいます。ある意味、本当に日本は平和ですね。


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