船舶免許を取る−2010年11月12日

   以前から漠然と「船の免許がほしいなあ。」と思っていました。昔も今も免許や資格といった類のものは例外なく皆面倒くさいものと相場が決まっています。船の免許も例外ではありません。しかし、そう言っていては何事も前に進みません。こういったものは時間的、経済的、そして何より気力的に取れるときに取っておかないと恐らく一生取らないでしょう。

   ということで、「今がその時」という啓示があった訳ではないのですが、この夏、船の免許を取ることにしました。当然ながら、いろいろ調べました。その結果、以下のようなことが分かりました。

   これらを総合的に熟慮した結果、かごぐくたは一級を「独学+試験」パターンで取ることにしました。当初は普通に徳島で「講習+試験」パターンで取ろうといろいろ業者を探していたのですが、どうも値段が高く、躊躇されました。そのような時、愛媛のやました海事事務所を見つけました。ここは比較的安そうだったので、電話していろいろ聞いてみることにしました。曰く、

   ということで、こちらにお願いすることにしました。学科のほとんどを独学で行うので、当然費用的にもかなり安く(国家試験受験料、申請代行料、教科書、問題集、三角定規、コンパス、昼飯等すべて込みで78,000円)なりました。

   講習日当日、徳島を朝5時半に出発し松山へ向います。高速1,000円がありがたかったです。午前中は一級で出題される海図の問題の解き方を中心に講習を受けます。講習といっても1対1ですので、家庭教師みたいな感じです。海図の問題は3問出題され、他ができればすべて不正解でも合格できるのですが、ちゃんと勉強します。問題は5つぐらいのパターンに分かれており、それぞれについて教科書に解き方が載っていますので、独学も可能ですが、特殊といえば特殊なので、一応講習を受けておいてよかったと思います。(ちなみに全然難しくありません。)

   そして午後の実技講習。合計で3時間ぐらいでしょうか?この中で実技試験で問われる内容を一通りやります。でも、それだけです。後は試験本番です。かごぐくたは船を操縦するのはこれが生まれて初めてですので、さすがにこんな風に1度だけ操船しただけで大丈夫かなと少し不安に思いました。しかし、「皆そんなもん」だそうで、ちなみにここで講習を受けて試験に落ちた人は1人もいないとのことです。おいおい、プレッシャーかけてどうするんですか。

   それから2週間後、かごぐくたは岡山にて試験(学科、実技供)を受けました。なぜ岡山かというと、一級をいきなり受けられて日程的に一番早かったのが、岡山だったからです。学科は1問だけ間違えました(ただし、これは単なるケアレスミス)だけで無事合格。実技も自分的にはほぼ合格だろうという感じでした。(一緒に受けたおじさんは、発進時及びその他複数回の安全確認忘れ、着岸失敗等があり、落ちたかな?と思わせる状態でした。)

   そしてさらに2週間後、ネット上で合格発表があり、ちょっとドキドキしながら結果を見ると、無事合格していました。ちなみに例のおじさんも合格しており、ふたを開けてみれば、結局全員合格していました。(一級いきなりはかごぐくただけ。他に二級から一級へののステップアップの人が1人、二級が20人程度だったと思います。)皆さんおめでとうございます。いかに簡単な試験で、落とす試験ではなく、受からせる試験だということがよく分かりますね。「免許はあげるから、早く船関係でいっぱいお金を使ってね。」ということでしょうか。何にしてもやはり合格はうれしいです。


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小型船舶操縦免許

   ネットを見ると、中にはすべて独学で、さらに船を操縦するのも試験のときが初めてという強者までいるようですが、かごぐくたの採った方法は比較的理想的だなと感じました。もし知り合いが船舶免許を取るのなら、今度はかごぐくたが教えてあげようと思います。



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