フィギュアって好きだっけ?−2007年1月9日

   最近(といってもここ2〜3年)やたらフィギュア、フィギュアとうるさい。フィギュアといっても人形のことではなく、数字のことでもなく、フィギュアスケートのことです。テレビのニュースでもワイドショーでも何かというとフィギュア。ちょっと前まではせいぜいオリンピックのときぐらいしか話題にもならなかったのに、最近では浅田真央が初すべりしたとか言ってはインタビューし、「今年の抱負は?」などとありきたりな質問をするありさま。

   一体いつから日本人はそんなにフィギュアが好きになったんでしょうかね。何も日本人が急にフィギュアが好きなったのではないでしょう。日本人が(昔から)好きなのは何かをみんなで一斉に注目すること(=流されるとも言えますね)で、フィギュアもその一つなんでしょうね。

   こういうのを見るといつも感じますが、まったく日本人っていうのは操作しやすい人種なんだなーと思います。マスコミがちょっとあおれば簡単に流れを作ることができそうです。

   かく言う私もそうですが、私の両親なんかを見ていても、マスコミの言うことは無条件に正しいと誤解している人が多いのではないでしょうか。受ける側がしっかりすればいい話ですが、ことある毎に放送されたり、報道されたりすれば、どんなにしっかりしていても影響は受けますからね。マスコミも右にならえじゃなくて、もうちょっと考えてほしいけどね。

   特にひどいのはテレビAのニュースSとかね。別にこれだけじゃないけど、いわゆるニュースキャスターって気どってる人たちのコメントって、本当に日本人の典型だと思う。出来事の本質や裏側にあるものを鋭く突くコメントなんてほとんどない。ほとんどが一番わかりやすい表面的なコメント。ちょっと古いけど、長野でサリン騒ぎあった時、後でまったく関係ないことが判明した人がそれこそ当初は犯人に違いないって勢いで報道されていた。その時はほとんどすべての報道がいかにその人が犯人であるかってことばかり。さらに、半年ほどして犯人じゃないとわかったときには一変して当時の報道のあり方を批判する始末。一事が万事こんな調子。

   まあでも、それが受けるんだからしょうがないのかね。ここら辺は日本人のDNAに深く刻まれていることだろうから簡単には変わらんだろうね。


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