疫病神登場か

2006年3月10日 晴れ 風なし 20:00〜22:30、00:30〜2:30

疫病神登場か?この日は始めて会社の後輩sと一緒に釣りに出かけた。海面は鏡のように静かでまさにメバル凪と言ってよいだろう。前日(前日は21:00ごろから小雨)に比べやや気温が低かった点がやや気になったが、全体的には釣れそうな雰囲気だ。しかも前日も晩飯後2時間程度でそこそこ釣れたから、気分は既に大量で、釣れないことなどまったく考えてない。しかし、sが疫病神だったのか何なのか結果的には惨敗であった。

さて、この疫病神ことs 君、学生時代に仲間で釣りにいったことがあるらしいものの、そんなにやってるという訳ではなさそう。会社を早々に出て、途中釣具屋で道具をそろえることに。カブラのサビキ、メバル用の銅付仕掛け、ケミ蛍、浮き、青虫を購入。電気浮きはいらないのかと聞くと、ケミ蛍で十分という。ケミ蛍を電気浮き代わりにするのはきついだろうと思えたので、電気浮きの購入を勧めるが、高いし、ケミ蛍でやったことがあるから大丈夫という。あまりしつこく言ってもしょうがないので、お手並み拝見ということにした。

途中バーミヤンで軽く飯を食ってから、現場に着いたのは20時ごろか。まったくの初めてということでもないので、特に面倒を見ることもなく、各自釣り始めることに。最初は前日のスズキのこともあって、月下美人2.2インチでいつものようにテクトロ。途中一度当たったが、ばれた。(しかし、あとでよく考えてみるとわかめだったのかも。)その後はまったく反応がないまま堤防先端へ。ここでも無反応。表層でも底でも無反応。

一方sはといえば、根元の方でサビキをやっていたらしいが、早々にどっかに飛んでいったらしく、浮きの上にケミ蛍をつけてやってるということ。しかし、あたりはないらしい。こちらもまったくなので、根元の方へ引き返す。

途中、わずかにライズ音がしたので、そこで何度かやってみた。しつこくやっていると、ようやく足元で、ヒット。しかし、すぐにばれた。あーあっ。せっかく何とか面目躍如かと思ったのに。結局、それ以来何の反応もなかった。いつもならあきらめてそれで帰るところだが、sはまだ意欲が衰えていない模様。じゃあ、中入りということで、何か食いに行こうということになり、一旦中止。

徳島では23時ごろから入れる店というのは中心部以外はなかなかないが、何とか近くで23時半ラストオーダーの店にもぐりこみ24時ぐらいまで軽くビール3杯飲んだ。

さて後半戦。実はsは既にケミ蛍もなくしたということで、前半戦の後半は光らない普通の浮きをたな固定で使ってたらしい。

「お前それじゃあ100年かかっても釣れねーだろ。」
「いや、これがいけるんですよ。」

という会話が前半戦にあったのだが、流石にsも無理があると思ったのか、今度は電気浮きを素直に借りて使ってみるとのこと。それでも浮き下固定じゃなかなか釣れないと思うけど、まあ、電気浮きだからアタリがあればわかる。よっぽどパーな魚がいれば釣れるかも。

と、 sのことは放っておいて、自分は頼みのママワームで釣り再開。堤防中ほどでわずかにライズがあったので、何投かすると、やっと1匹ゲット。22〜23cm 程度のここでは平均サイズ。やっとやっとの貴重な1匹だ。始めて人と一緒に来てボウズではやはりかっこ悪いし、妙にうれしい。早速根元で釣っていたsに電話。sも駆けつけ近くでやりだしたが、結局この日はこれ1匹のみ。

この日はなぜだか最初はシラス船はいなかったのに、夜中になってからあちこちから集まってきて、結局10艘ぐらいになっただろうか。いつものことながら彼らの判断基準がよくわからん。

2時過ぎから急に霧が発生して辺り一面濃霧。翌日のラジオで、もともと空気が湿っていたところに放射冷却で濃霧となったといっていた。

いい加減寒いのと、釣れないので、2時半に終了。来る前にその格好じゃ絶対寒いという忠告を聞かなかったsのひざはガクガクいっていた。sは実家の母親に今日はメバル大量と言っていたらしい。まあ、大量とは行かなくてもこんなに釣れないとは正直思っていなかった。貴重な1匹を〆てsに寄贈。後で聞いたら、何と一家4人で食したそうな。一杯の掛けそばならぬ一匹のメバリン。泣ける。今度はいっぱい釣ってあげるからね。



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