この日は本来、釣りに出漁したかったんですが、前日にマリーナに電話すると、「明日は台風来るよ。」と脅されました。天気予報を見ると、波は1m後1.5m、風もそんなにはなさそうだったのに・・・。でも、何かあったときに、「ほなけん、言うただろ。」的なことを言われるのも嫌だったので、止めたのでした。しかし、やはり現代科学技術の粋を集めた天気予報は正しかったようで、午前中は見事に波も風もありませんでした。午後からは雨とのことですが、明日は台風が来るのは分かっていたので、行くならこの午前中しかありません。ということで、ゴルフの予定もないし、他にすることもなかったので、雨が振る前にとばかりに、いつものNBS漁港に赴きました。
採集結果 (クリックで拡大) アケボノ君x2 チョウハン君x1 ハタタテ君×1 ヨメヒメジ君×1 よくいるけど名前の分からないベラ君x3 渡り蟹君×1 |
まず、南側岸壁を見ます。前回までの探索の結果、ここにはチョウハン君がいるのが分かっています。いるかなと思ってみて行くと、やはりいました。しかし、元気に泳ぎまくって、つけ入る隙がありません。試しにちょっと網を入れてみても、すぐに深みへ潜って行きます。うーん、すれてしまったようです。もうしばらく、恐れを知らぬピュアな子供でいて欲しかったところです。ということで、このチョウハン君は捕獲不能と見切ります。
次にいつもの順番とばかりに、漁協前西側岸壁を探索します。しかし、トゲちゃんぐらいしかいません。しかも結構大きくなっています。生簀に何も入っていないのも寂しいですし、ギャラリー対策の意味も込めて、何度かトライしますが、なかなか捕獲できません。ちょっとあせりますが、何度かして少し大きいやつをゲットしました。でも、最終的には放流しました。完全にギャラリー対策になってしまいました。
ここまで低調でしたので、しつこく北側、東側と探索に行きましたが、トゲちゃんがいるくらいです。仕方ないので、さらにしつこく東側岸壁から西方面に突き出した岸壁内側を探索します。ここでは過去にあまりお魚がいた記憶がないので、さっと見て帰るつもりでした。しかし、ここで、小さいチョウハン君を発見しました。しかも、採りやすい絶好のロケーションです。実際、楽勝でした。
他にもここで、アケボノ君数匹をゲットしました。アケボノ君こそ、もうこれ以上要らないのですが、アケボノ軍団を形成するのも面白いかなと思い、掬っておきました。アケボノ君かわいいですし。
ついでにハタタテ君もゲットしました。結構深いところで、かつ、網を入れると逃げるように移動して行きます。半ばあきらめ気味に追う様に網を入れ、やけくそ気味に被せると、なんと、網に入ってました。こういう採り方は初めてです。無欲の勝利ですね。
さて、最終とは全く関係ありませんが、そこら中に鰯の大群が回遊していました。
鰯の大群 (クリックで拡大) |
すぐそこを大群で泳いでいましたので、掬えるかなと思い、何度かやってみましたが、さすがに無理でした。しかし、少し離れたところで、釣師のおっさんが、赤アミで群れを寄せて掬っているのが見えました。おっさんのアミは普通の直径30cmぐらいですので、私の直径80cmの巨大アミでやったらもっと掬えるはずです。わざとらしく見に行くと、案の定、「でっかい網やなー。ほれやったら何ぼでも掬えるんちゃうん。」と言うので、「ほな、やってみましょうか。」ということで、やってみました。具体的にはこんな感じです。
さすがに巨大網だけあって、一回で30匹ぐらい掬えます。もともとおっさんのクーラーは3分の2ほど入っていたのですが、二掬いで入りきらなくなりました。巨大網おそるべし。
今回はクーラーを持ってなかったので、1匹も持って帰りませんでしたが、次回は用意して行きたいと思います。そして、しばらくはイワシで祭り(地獄か?)です。しかし、かなり痛快で、ストレス解消になります。癖になりそうです。
すっかり脱線(死語?)してしまいましたが、帰りがけにもう一度北側岸壁を覗くと、捕獲はかないませんでしたが、セグロ君を発見しました。NBS漁港ではセグロ君は割りに見られるお魚ですが、例年、シーズン中盤から終盤にかけて見られるような気がします。シーズン本番到来ですかね。