チョウハン君とトゲ君−わが子の危機!−2009年10月25日

   気がつけば10月も既に後半です。今年は9月に近視矯正手術(LASIK)を受けたこともあり、ここまで出漁できていませんでした。もっとも、ここで言う出漁とは素潜り漁であって、岸壁採集ではありません。

   岸壁採集は9月に一度、徳島県最南部へ軽く行ってみましたが、めぼしいお魚さんもおらず、さらに、例年になく数も少なく、水揚はゼロでした。さらに付け加えるなら、同日に水中翼船に乗船し、海中の様子を下見をしましたが、チョウチョウウオ系のお魚さんたちは極端に少なかったです。他の方々のページを見てもやはり、今年は全国的に不漁のようです。

   ということで、あまりやる気もしなかったのですが、暇だったので、子供を連れて近場のアケボノ漁港に行ってきました。

   現場に着くと、満々潮でしたが、比較的透明度は高く、何とかなりそうな状況です。早速見てまわりますが、やはりあまり魚影は濃くなく、トゲ君、フウライ君がわずかに見られる程度です。それでも数週間前に来たときよりは格段に数が増えています。

   まず、一見採り安そうな所にいる50円玉サイズのフウライ君に挑みます。フウライ君は(家の水槽に)ここしばらくご不在ですので、本気で捕獲を試みますが、ちょっと網を入れるとすぐに鎖の陰に隠れてしまいます。時間をおいて何度かトライしましたが、その度にすぐに鎖の陰にお隠れになるので、結局諦めました。「まあ、フウライ君だし。」と負け惜しみを発声こそしませんが心で思いつつ次に向かいます。

   続いてトゲ君ですが、当家にはトゲ君の4年物の大物がいます。従って、特に欲しい訳ではないのですが、例によって、見物人対策とトレーニングと子供対策を兼ねて一応救っておきます。何とか掬えました。ちょっと大きい500円玉超のサイズです。

   ここで、子供がお腹が空いたと言うので、一時中断し、コンビニでお食事をとりました。何度食べても、空腹時のカップ焼きそばは最高です。でも子供に結構(1/3〜1/2ぐらい)取られてしまったため、(他にリラックマスープマグ欲しさにレタスハムサンドも食べたのですが、)追加でカップヌードル(シーフードライト)を食べました。我ながら不健康な食事です。でもおいしいものはしょうがありません。これぐらいでも分かっていながら食べてしまうのですから、のりぴーや押尾君の気持ちも何となく分かります。(それはそうと、焼きそばを独占していた子供が、レタスハムサンドを食べる私に向かって、「ちょっと味見していい?」といったのは妙にかわいかったです。)

   食事後、今度は堤防東側を探索します。この時、子供(4歳)は車の中でDVDを見ているというので、じゃあ、見ていてということで、探索に行きました。すぐにトゲ君、セグロ君、アケボノ君が、同じところで戯れているのを発見しました。しかし、岸壁からかごがぶら下げられており、網を入れるとすぐにかごの下に隠れてしまいます。男らしく諦めました。

   さらに先を進んでしばらく経った頃、かすかに「ちちーっ!」という叫び声が聞こえたような気がしました。(当家では「パパ」、「ママ」といった敵性語ではなく、「ちち」、「はは」を使用しています。)もう一度耳を済ませて聞くと、何かは聞き取れませんが、何か叫んでいるような声が聞こえる気がします。対岸を見るとなんだか小さい子供らしきものが歩いているような気がします。いやな予感がしたので、急いで車のところまで引き返すと、案の定、子供がいません。これは一大事です。昼飯前はライフジャケットを着せていましたが、DVD鑑賞中のはずですので、今は着ていません。急いで車で捜索に向かうと、漁協の前を大泣きしながら歩いているわが子がいました。思わず抱き上げ、わが子の無事に安堵した次第です。それにしても、距離にして400mぐらいあるかもしれません。よく歩いてきたもんだなと感心すると同時に、事故が起きなくてよかったなと安心しました。

   さて、一難去ったところで、再び堤防東側を探索します。ちなみに今度も子供はDVDを見ているというので、「父はあっちに行くから、来るならあっちに来てね。それから、ライフジャケットを必ず着てね。」と言い聞かせました。5分ぐらい、距離にして50mぐらいしてからふと車の方を見ると、ドアが開いて中から子供が出てきました。わが子ながら飽きっぽいようです。でも、言いつけを守り、ライフジャケットを着ようとしていましたので、なかなかえらいです。

   ということで、ここから子供同伴です。なんか魚を掬えというので、何か手ごろなものを掬おうとしますが、なかなか手ごろなものが発見できません。どうしようかと思ったそのとき、結構大きめのかにさんがいましたので、掬っておきました。(後で聞くと、子供的にはこれが一番よかったそうです。)

   その後、チョウハン君と小さいトゲ君を追加しました。チョウハン君はいつも捕獲はすれども餌付けに失敗しているので、これだけでも今日は来たかいがありました。

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水揚結果
携帯(DOCOMO D705iμ)の写真です。
思ったよりきれいです。
左上はかにさんの脚、地味なお魚はメバル君です。

   大きい方のトゲ君とメバル君は放流しました。ちなみにかにさんは当日の夕方、お鍋の中に入れました。なかなかおいしかったです。



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検疫三角コーナーの中のチョウハン君とトゲ君

   メバル君はすべて放流したつもりだったんですが、かにさんの陰に1匹隠れていました。しょうがないので水槽の中に入れましたが、現在かくれんぼ中です。「もういいよー。」



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