前回(2007年8月18日(土))タコ君に人生の教訓を教えられたことは既に書きました。今回はその教訓を胸に再チャレンジすべく、家族を連れてホームグランドに1泊2日で臨みました。お盆も終わったというのに、宿は結構いっぱいで、安いところは空いていませんでした。
さて、25日は宿に入って一息つくと既に16時近くです。(チェックインが3時からだからしょうがないと言えばしょうがないです。)それでも宿から漁場は車で5分ですので、ちょっとでも入るかといって漁場に向かいました。しかし、ど満潮で、一気にやる気が失せたので、水だけ汲んで終わりとしました。水を汲んでいるそばで、ちょっと太目のカップルが水に入って「魚が見えるー。水中眼鏡が欲しいなー。」といっていましたので、水中眼鏡を貸してあげました。すると大そう喜んで、「メッチャおりよーん。」(=ものすごくいる)とはしゃいでいました。いるのは主にオヤビッチャ君とソラススズメ君です。オレも彼ら彼女らを捕獲すべく躍起になっていたときがあったなと思い出しました。初心忘れるべからずなのかもしれません。
時は流れて26日。チェックアウトが11時なので、帰ってきて温泉に入る時間等から逆算すると、8時半には出漁しなければいけません。計画通り、勇んで出漁しましたが、特に珍しいこともありませんでした。強いて言えば、今まで捕獲したことのないトノサマ君を後一歩のところまで追い込んだことぐらいでしょうか。後一歩ですので、結局は捕獲していません。その後も特記すべきこともないまま1時間ぐらい浮遊していたでしょうか。少し気持ち悪くなってきました。どうやら波酔いのようです。
私は乗り物にはめっぽう強く、荒れ狂う海に漁船で出かけても酔わない人間です。(ご幼少の頃このような状況で一度だけ酔ったことがありますが、それ以降は乗り物で酔った記憶はありません。)それが、最近潜っていると2時間程度で気持ち悪くなってしまうのです。もちろんそのときによっても違いますが、凪いでいても1時間半ぐらいで酔うときもあれば、かなりのうねりがあっても3時間ぐらい平気なときもあります。これはなぜでしょうか?考えられることとしては、
今でも乗り物には酔いません。体調が悪くてもです。ということは、4.は消えます。海女さんが年をとったからといって酔うようになったという話は聞いたことがありません。もっとも、聞いてないだけかもしれませんし、職業として毎日のように潜っている人とでは何かが違う可能性もありますが、とりあえず、3.も大きな原因ではなさそうです。ということは、1.と2.の複合でしょうか。
酔わないならいくらでもお目当てのおさかなさんが採れるというなら、必死に何とかしますが、そういう訳でもありませんし、今でも人並み以上には(時間的には)潜れていると思いますので、謎のままにしておきます。逆に、乗り物酔いする海女さんはいるんでしょうか?